MJ東京9月予告編:ご講演のアウトラインを公開します
9月12日のメンタージャム東京にて講師をお務めいただく笹雄一郎氏より、ご講演のアウトラインをお聞きしました。
~大倒産時代の到来か。士業・専門家の役割~
「『中小企業金融円滑化法』終了で何が求められるのか」
講師:株式会社日本M&Aセンター 経営支援室長 笹 雄一郎 氏
講演内容
(現時点の構想であり、変更の可能性があることをご承知おきください)
- 中小企業金融円滑化法の実施状況
同法を利用した中小企業の件数と、その総額は。果たして自主再生できるのはそのうちの何割の企業であり、不良債権処理はどの程度発生するのでしょうか。最新情報をもとに、まずは現状についてお話しいただきます。 - 同法の効果・課題・現状と、同法後の出口戦略における専門家の役割
同法により中小企業の資金繰り緩和などの効果は見られたものの、経営の抜本的な問題解決には至っていません。中小企業の経営者はどのような意識で経営改善の努力をしているのでしょうか。また、士業・専門家のみなさまは顧問先経営者の外部ブレーンとして、どれほど適切なアドバイスができているでしょうか。政府が示す再生策を検証するとともに、再生に必要な士業・専門家の役割をお話しいただきます。 - 現時点の金融機関のスタンス
経営改善のカギは、金融機関との向き合い方。同法の終了に向けて、金融機関の取り組みや貸付先への対応は変化してきているのでしょうか。金融機関の最新動向をお話しいただきます。 - 顧問先経営者との向き合い方
資金繰り作成や魂のこもった経営改善計画書の作成、実質債務者区分のヒアリング、メインバンクへの同行訪問のポイントなど、外部ブレーンとしての顧問先経営者への向き合い方をお話しいただきます。 - 再生支援型M&Aの社会的意義
個別の1社だけの再生という従来手法では限界にきており、地域経済全体の活性化・再生と雇用の確保を意識したM&Aが重要とされています。笹 雄一郎氏が提唱し実践する地域再生支援型M&Aの社会的意義をお話しいただきます。
現場のリアル感と情熱が伝わる同氏のご講演は、前回2009年2月のメンタージャム東京でも大好評。今回も、厳しい現実に向き合い、企業再生のみならず地域再生支援の最前線で陣頭指揮を執られる同氏のご講演にご期待ください。
さらに、講演後の質疑応答タイムで何をお聞きになりたいか、さまざまな思いをめぐらせてみてはいかがでしょうか。
笹 雄一郎氏プロフィール
1962年 | 東京都生まれ。一級建築士。武蔵工業大学(現 東京都市大学)建築学科卒後、中堅ゼネコンに入社し、主に現場施工管理を担当。その後、実家の建設会社へ入社し事業を拡大するも2000年に事業を停止。その後、会社経営経験を生かし経営コンサルティングに従事する。 |
2000年 | 企業再生スペシャリスト集団であるベンチャーテクノキャピタル株式会社のメンバーへ参加。 |
2001年 | ベンチャーテクノキャピタル株式会社 執行役員に就任。 |
2007年 | VTCコンサルティング株式会社を設立後、代表取締役に就任(ベンチャーテクノキャピタル株式会社の100%子会社。再生コンサル専門会社)。 |
2010年 | 債権者と債務者の間に立つ仕事のスタイルが注目され、半年密着取材後、NHK教育テレビETV特集に出演し、全国的に仕事が紹介される。 |
2011年 | 野村VTC株式会社 代表取締役社長に就任(小型工作機械メーカー)。 |
2012年 | 3月末にVTCグループを退職し、株式会社日本M&Aセンターへ入社。 経営支援室長へ就任し、現在に至る。 |
笹 雄一郎氏関連ニュースなど
縁結び侍の旅コラム-おもしろき世の面白き人たち「【今月のひと】今月のひと笹 雄一郎さん」(「会社法務A2Z」第一法規株式会社・発行 2008年12月号)
笹 雄一郎氏が、日本M&Aセンターの企業再生タスクフォースのチームリーダーに就任されました
- 2012年08月20日
- カテゴリ:メンタージャム